旧ソ連の犯罪者の拷問に、
極寒の地の運動場のような場所に連れていかれ、
刑務官にその一点を指で示されて
「ここに人ひとり埋めることのできる穴を掘れ」
と命令されるようなものがあったそうです。
「掘った穴に埋められてしまうのではないか・・・」と
不安に思いつつも注文通りの穴を完成させると、
「よし、では、これを元通りに埋めろ」と指示され、
それも完遂すると、その近くのまた別の場所を指さして
「ここに人ひとり埋めることのできる穴を掘れ」
と命令されるそうです。
人間にとって「意味のない作業」の反復は非常に耐え難い苦痛のようで、
数回繰り返されると精神に変調を来たすそうです。
流石と申しましょうか、安価でえげつない方法を思いつくものですね。
さて、全く関係のない話ですが、今日も雪かきからの診療スタートです。
お隣さんとご協力して、朝から2時間かけてかいて、すでにヘトヘトです。
さて、患者さんには来ていただけますでしょうか?
完全実況できるくらいの勢いです。もちろん、しませんが・・・
というか、こんな日には外に出ないに限りますよ。
うちの貧相な庭も、雪景色のおかげで「東海道五十三次」の蒲原のようです。
それにしても、いつから「歌川」広重になったんだろう・・・
話があちこちに飛ぶのは、「精神の変調」の兆候でしょうか。
(写真:院長ノ車ダケ雪カカレズ ノ図)